2011年6月30日木曜日

男子校から男女共学に!

伝統の男子校といえば、関西学院中学部・高等部。でも、中学部は現在の初等部6年生が中学に入学する来年度、高等部は2015年度に男女共学になるんです。
中学部は現在、新校舎の設置など共学化に向けてのさまざまな準備を進めています。先日、新校舎を見学する機会があったのですが、体育館はバスケットコートが2つ分、プールの施設は最新で、教室棟も中庭がガラス面で覆われていて、とっても開放感があってすばらしい環境でした。図書館もさらに充実するそうです。刷新した制服などもすでに公開されていますが、セーラー服姿の女子中学生が西宮上ケ原キャンパスに通学するのはとても楽しみですよね。とはいえ、卒業生の方々にとっては、新しい変化ちょっぴり寂しく、複雑な思いを感じられていることでしょう。
今後の中学部・高等部はどのように伝統を受け継ぎ、また進化するのか。初等部から大学まで関学で教育をうける学生は今後どのように関学スピリッツを発揮するのか。ちょっと先の話ではありますが、ぜひ皆さん、ご注目くださいね。(いっちゃん)

2011年6月29日水曜日

教職員の囲碁大会

関西地区の大学教職員が参加する囲碁大会があることはほとんど知られていません。強豪の大阪大学はじめ大阪市立大学、大阪商業大学、近畿大学など11チームが名乗りを上げ、今年も6月終わりの日曜日、母校の栄誉を背負って熱戦を繰り広げました。本学からも3名で構成する1チームが参戦しました。
対局者は初対面が多いものの、戦いが終わるとなごやかな談話が始まります。大方は勝ち敗けの検討からはじまって、果ては大学談義まで広がっていきますが「おたくの文学部の、ほら、何とかいうあの先生が..」と昔話になるともう尽きません。ここでも高齢化と後継者不足は着実に進んでいるのです。
今年の関学の学生囲碁部には豪腕部員が揃い、立命館大にも勝利して久しぶりに1部に昇格したようです。我々の戦績は残念ながら当初の目標には届きませんでしたが、大会後は近くの居酒屋で「あの一手さえ本手を打っていたら」とぼやきながら、来年の優勝を誓った一日でした。(SK)

2011年6月27日月曜日

いのちの授業

 先日、関西学院初等部(小学校)の特別授業を取材した。講師には、関学・旧制中学部の同窓で聖路加国際病院理事長の日野原重明さんを迎えた。

 「いのちの授業」と題し、日野原さんは終始立ったまま、ホワイトボードや聴診器、サッカーボールや野球バットなど、さまざまなモノを巧みに使いながら、児童たちと触れ合っていた。張りのある声、子どもたちを引きつける間のとり方、改めて「凄い」と感じた。

 「いのちとは、君たちが持っている時間をどう使うかということ」と日野原さんは説く。時間は有限で、誰も自分の未来は分からない。
どう生きるかを考えさせられた一日だった。

2011年6月23日木曜日

留学生から学ぶこと

 最近、留学生を取材する機会が多くなった。韓国、中国、ウガンダ、アメリカ、ノルウェー・・・。留学生といっても、バックグラウンドはさまざまだが、彼らに共通するのがチャレンジ精神の旺盛さ。柔道にチャレンジしたり、合唱団に入ったり、震災の被災地支援のためにチャリティコンサートを開く留学生もいる。
関学には難民学生もいる。広報室で働きはじめてから難民学生と交流する機会に恵まれ、本当にさまざまなことを教えてもらった。苦難のなかにありながら、ひたむきに勉強に励む難民学生の姿にはいつも勇気づけれられる。日ごろの些細な悩みがいかにちっぽけなものか気づかされ、夢を持ち続けることの大切さを教えてもらった。
学生のみなさんも、在学中にぜひ留学生と交流してほしい。新しい価値観との出会いは、人生を豊かなものにしてくれる。

2011年6月22日水曜日

A City of Sadness

1945年8月15日、日本が第2次世界大戦に負け、台湾から撤退した時から、中国大陸で敗北した蒋介石が台湾に渡り、台北を臨時首都に定めた1949年12月までの激動の4年間をある家族の悲劇を通して描いた、侯孝賢監督の映画『悲情城市』。この映画は1989年、世界三大映画祭のひとつ、ヴェネチア国際映画祭でグランプリにあたる金獅子賞を受賞しました。

学生の頃、通っていた大学の図書館に所蔵されていたビデオで『悲情城市』を見ました。悲しく、美しく、静かで、音楽も印象的な素晴らしい映画でした。見終わったとき、言葉が出てこないほど強烈に感動したことを覚えています。その後、台湾を訪れた際、『悲情城市』のロケ地となった九份にも足を運びました(九份は宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』の舞台にもなりました)。

6月28日(火)、関西学院大学西宮上ケ原キャンパス内の関西学院会館にて、「侯孝賢映画から知る台湾、アジア」と題し、シンポジウム・映画上映会・講演会が開催されます。
シンポジウムでは侯孝賢映画についてさまざまな発表ののち、総合討論が行われ、映画上映会では『恋恋風塵』が35mmフィルムで上映されます。そして講演会では侯孝賢監督本人と侯孝賢映画の多くで脚本を担当している朱天文氏が講演を行います。
本当に貴重な機会だと思います。ぜひ足をお運びください。(ジョルジュ)

詳細はこちらをご覧下さい。

2011年6月21日火曜日

時の流れ

 玄関をでると肩に雨が落ちてきた。
 「あれまぁ、しぐれてきましたなぁ」と後ろで声がした。振り返ると下宿のおばあちゃんが微笑んでいた。
 ふーん、時雨(しぐれ)、って言うのか・・・。
 大阪育ちの私には「ただの雨」だが、京都の人はひだのある言葉を使いわける。そういう繊細な情緒が文化を育むんだなあ、と学生時代をすごした京都で教えられた。

 おばあちゃんは、よく「屋敷の裏手にケヤキの森がおしたんやけど、先(せん)の戦争で焼けてしまはりましてなぁ」と言っていた。わたしは太平洋戦争のことと思っていたが、よくよく聞くと「先の戦争」は応仁の乱のことだった。
 500年前のできごとを、いまの時の流れのなかで自然に話す。時空を超越したそんな生き方は、うらやましくもあった。

 かえりみて、私たちは企業社会でどんな生き方をしてきたのだろう。
 そういえばこんな詩の一節があったっけ。

夢は砕けて 夢と知り
愛は破れて 愛と知り
時は流れて 時と知り
友は別れて 友と知る

 人ひとり、長い人生行路に曲折を重ねることもあろう。そんなときちょっと立ち止まって、時の流れる音を聴くのもいい。(の)

2011年6月20日月曜日

耕すということ

 関西学院大学の上ヶ原キャンパスはいま、どこも緑にあふれている。木々は6月の光と雨を受けて、日々その緑を深くし、つやつやとした若葉を手に取れば、緑の絵の具がしたたり落ちそうだ。
 梅雨時の花もあちこちに咲いている。正門を入ってすぐ左、本部棟の庭には沙羅双樹の白い花。平家物語の冒頭「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰のことわりをあらはす」というあの沙羅双樹である。
 少し歩いて新月池。いまは、半夏生が水の取り入れ口を覆い尽くすように茂っている。葉は緑だが、この季節になると葉の下半分が白く化粧したようになる。いまでは絶滅が危惧されているそうだが、そんな珍しい植物が何気なく見られるのも、上ヶ原の自然環境のすばらしさを物語っている。
 文学部の裏庭に回る。40数年前、文学部で学んだ私には、とりわけ懐かしい場所だ。バラ園は盛りを過ぎているが、代わっていまはドクダミが十文字の花をつけている。解毒などに効能がある薬草としても知られ、じめじめしたところを好んで繁殖する。手に取るといやなにおいがするが、その白い花は、清楚(せいそ)という言葉がぴったりだ。
 神学部の入り口付近にあるムクロジや栴檀(せんだん)の木も大きくなった。ムクロジは、冬になると球形の実がなり、中の硬い種子は羽子板の羽根に使われる。今年の冬、散歩の途中、ここで拾った実が数個、いまも机の上に鎮座しているが、その造形の妙は、いつ見てもほれぼれする。
 栴檀は、6月初めにあわあわとした薄紫の花をつける。「栴檀は双葉より芳し」という格言の通り、香りがよい。樗(おうち)ともいわれ、それは明治時代の思想家、高山樗牛の名に連なっている。
 キャンパスを散策していると、こんな風にいくつもの花や樹木との出会いがあり、その出会いから自分だけの物語が展開する。
 そこで、提案である。
 毎日、登校するたびに、その日に出会った花や樹木をテーマにして、特性のノートに物語を綴ってはどうだろう。それはどんな色だったのか。どんな風に咲いていたのか。その花や木を見て何を思い、何を考えたか。過去にその花や木を見たことはないか。見たとすれば、誰とどんな状況で見たのか。その頃の自分といま現在の自分との間の距離はどれほど開いているのか。そんなことを思いつくままに、綴っていくのである。
 まとまったことを書く必要はない。結論もいらない。走り書きでもいいから、ひたすら日記代わりに毎日書き続けていくのである。一つ一つは短い文章でも、毎日続けることで、自分は何が書きたかったのか、何に興味を持っているのか、どんなことに心が動かされたのか。そういうことが次第に見えてくるはずだ。
 そういう作業を毎日続けることで、自分と対話し、考えを掘り下げていく習慣を身につけていく。物事を受け止める感受性を養い、ものを考える力を鍛えていく。それが自分を耕すことであり、大学で学ぶということである。にもかかわらず、現状はそれがあまりにもおろそかにされているのではないか。
 長い間、学生諸君に接し、小論文の指導をしてきた立場からいえば、そういう感受性を養い、考える習慣を身につけることこそ、魅力的な小論文を書くための第一歩であり、ゴールでもある。
 よく書くことはよく考えること。よく考えることはよく見ること。よく見ることはよく書くこと。見るという言葉は、読むという言葉に置き換えてもよいだろう。自ら考える習慣を身につけるためには、まず身の回りを観察すること、読んだり見たりして、いっぱい知識を吸収することである。それを文章という形にすることで、考えもまた形あるものになってくる。
 自らの可能性を拓き、自ら耕すために、今日から行動を起こしてほしい。それが大学で学ぶための、最初の一歩である。(石)

2011年6月18日土曜日

自己効力感

学生であっても職業人であっても、ある日突然、とても大きな課題や仕事が舞い込んでくることがあります。自分に、これを成し遂げる力があるのだろうか。経験したことのない初めての事であれば、誰でも一瞬、怯みます。そんな自分を、前に一歩、踏み出させる力のひとつが自己効力感です。就職活動時に面接官が、過去の経験を通じて何を学んだかを応募者に尋ねる理由のひとつが、この自己効力感を確かめるためだと言えます。自己効力感は、「あの経験を乗り切ったのだから、きっと、できるはず」と思える心のあり方で、過去に、いわゆる難局を乗り越えた経験があれば、根拠のある自信として、持っているものです。何か大きなことを与えられたときに、後ずさりするのではなく、悲観するのでもなく、ひとつひとつ、地道に取り組んでいく。すると、いつの間にか大きな山を越えている。こうして得た自己効力感があれば、新たな課題や仕事にも前向きに挑戦していくことができると思います。(グルーシェンカ)

2011年6月17日金曜日

ペンテコステおめでとうございます。

 ペンテコステは、クリスマス、イースターとともに教会の3大祝日の一つです。イエス様が十字架で死んでよみがえってから50日目に、天から聖霊が弟子たちに降り注ぎました。この日に3,000人が信仰を持ったと聖書に書かれています。今年は612日がペンテコステで、教会の誕生日として世界中でお祝いがなされました。
 聖霊はよく風に例えられます。風を袋で捕まえて「ほら、風を捕まえたよ」と言ってもそこに「風」を見ることはできません。しかし、感じることができます。サン・テグジュベリ『星の王子様』の「大切なものは目に見えない」は有名な言葉ですが、聖書も「わたしたちは見えるものではなく、見えないものに目を注ぎます。見えるものは過ぎ去りますが、見えないものは永遠に存続するからです」と語っています。
 もちろんお金や地位、名誉といったものも大切なものですが、「目には見えないけれど本当に大切なもの」を感じ、大切にすることができる、それが関西学院の特長ではないでしょうか。(しろくま)

2011年6月16日木曜日

節電の夏

 気象庁の長期予報(6月~8月)によると、今夏は昨夏から発生していたラニーニャ現象は終息し、平常の状態になるとしています。しかし、震災の影響で電力供給不足のため、停電が発生する可能性は否めず、全国的に節電が課題となる夏を迎えます。関学では以前から太陽光発電システムや風力発電システムなどを導入し、また、空調設備などの設備管理やエネルギー管理を少量化できるBEMSやマイクロコージェネレーションといったシステムを使って、省エネルギーに取り組んできました。今年の夏はさらに工夫をして対応する予定です。
我が家でも節電を始めています。住まいのある神戸市では15%削減できた家庭を「省エネの匠」に認定し、抽選でプリペイドカードが配られるそう。つらい節電も楽しみながらやることは大事なので我が家も挑戦したいと思います! ポットの利用をやめお湯は魔法瓶で保存、留守中はテレビ・ビデオ機器のコンセントははずす、お風呂の利用時間は家族で合わせる、トイレのウォッシュレットは必要最低限の利用に抑える、うっかり消し忘れは家族間で厳しくチェック・・・。始めかけたばかりですが、結構いろいろ工夫はできるもの。テレビを見る時間が減り、2歳の息子としっかり向かい合う時間も増えました。停電を避けるための節電をシンプルライフを実現するいい機会にもしたいと思います。(いっちゃん)

2011年6月15日水曜日

新月池の回りは、いま蚊が飛びまくっています。私はどうも蚊を呼び寄せる体質のようで、周辺を歩くときは恐怖です。血を吸うのはメスだけということですが、飛んでくる蚊がオスかメスか見分けられるはずもなく、ひたすら見逃してもらうのを願うだけです。
蚊に刺されたら、無意識に掻いてしまいますが、実は脳が感じる感覚には優先順位があり、痛い・熱い・冷たい・・・かゆいというような順番になっていて、掻くという上位の痛みを与えることによってかゆいという下位の感覚を薄れさせるためのようです。昨年は、蚊も繁殖できないほどの猛暑でしたが、今年はどのような夏になるのでしょうか。(SK)

2011年6月10日金曜日

カラスの襲撃

 ヒッチコックの映画に「鳥」という名作がある。40数年前、僕が学生だった頃に公開された。筋書きはもうすっかり忘れてしまったが、圧倒的な数の鳥が集団で人間に襲いかかってくる場面は、いまもよく覚えている。映画館の座席に座った自分が襲われているような迫力、臨場感。思わず頭を抱えてその襲撃を避けようとした瞬間までが記憶に残っている。
 それから40数年。映画の中の話が現実になった。僕が住んでいる西宮市段上町で、カラスがお年寄りや小学生を襲撃する事件が起きたのである。その場面を目撃していた小学生や近所の人たちからの伝聞をまとめると、事件が起きたのは1週間ほど前。段上町5丁目のNTTの建物の屋上付近にいたカラスがいきなり近くの道を歩いていたおばあさんに襲い掛かった。おばあさんは頭をつつかれ、血が流れた。学校から帰宅途中の小学生にも威嚇するように襲い掛かり、子供たちが逃げ惑った。通報を受けた学校から先生が駆けつけ、子供たちの下校を見守った。ざっとこういう話だった。
なぜ、こんなことが起きたのか、という説明になると、聞く相手によって互に食い違うが、僕が聞いたのは①カラスがNTTビルの屋上のアンテナ付近に巣を作り、雛を育てた②その雛を守るために、近くを通りかかる人を無差別に攻撃した、という話だった。その背景には、最近、住宅地にカラスが急増していること、挙句に山や森ではなく、人間の生活圏にまで巣を作るようになったことがあるのだろう。
実際、関西学院の上ケ原キャンパスにもカラスがいっぱい住み着いている。4月のある日、第3フィールド周辺を一人で散歩していたとき(その日はアメフット部が練習していなかった)、あまりに多くのカラスがグラウンドに降りているので、その数を数えたら40羽近かった。それが一斉にカアカアと鳴き、我が物顔に飛び交っているのである。彼らの生態を眺めながら、ふと彼らの気が変わって僕の方に襲い掛かってきたら、まるでヒッチコックの映画だと思うと、急に恐ろしくなった。
そんな体験をしたばかりだったので、先週の「お年寄りが襲われ、頭から血を流していた」という話が他人事ではなかったのである。
カラスばかりではない。上ケ原キャンパスにはイノシシも出没している。中央芝生が荒らされたことがあるし、学生会館から第3フィールドに向かう途中にある八幡神社の境内でドングリをあさっている姿を見たこともある。いまや人間と野生生物とのテリトリーがぐちゃぐちゃになっているのである。本気で対策を考えないと、いまに大事故が起きるのではないかと、一人気を揉んでいる。(石)

2011年6月9日木曜日

「鵜呑み」

勉強や仕事で役立つウェブ上の「検索エンジン」。
知りたいことが瞬時に分かり、大変便利。

ただ、検索でひかかった内容をそのまま「鵜呑み」にして、
痛い目にあったという人もいるのではないでしょうか。

大量の情報から、自分に必要な情報がみつかっても、
その内容が確かなものかを見極めるのは難しい。

便利さを享受しつつ、情報を見極める力を、
私たちは養っていかなければなりません。

2011年6月7日火曜日

国連学生ボランティアを知っていますか?

みなさんは「国連学生ボランティア」をご存知ですか。「国連学生ボランティア」は途上国に約5ヶ月滞在し、さまざまな分野のボランティアに従事するプログラムです。数多くある国際教育プログラムのなかで、日本で唯一関学が実施しているユニークなプログラムで、各学期ごとに、約3~5名の学生が派遣されています。
2011年度の春学期は3名の学生が、サモアとフィジーに派遣されています。文化、言語、生活水準・・・日本と何もかも違う環境のなかで働くという経験はめったにできるものではありません。関学のホームページでは派遣学生の活動日誌を随時更新しています。日誌を読むだけでも、いろいろと学べますよ!ぜひチェックください!

国連学生ボランティア活動日誌URL:http://www.kwansei.ac.jp/pr/pr_003941.html

2011年6月4日土曜日

鎮魂の白い花

上ヶ原キャンパスのあちこちにヤマボウシの白い花が咲いている。学生会館の中庭、G号館の前の植え込み、大学院棟の南側の道路沿い。濃い緑の葉に浮かぶように咲いた白い花は、見ているだけで心が落ち着く。
 春に咲き誇る桜のような豪華さはない。垣根を彩るツツジやサツキのようなにぎやかさもない。赤やピンク、黄色の絵の具が花開いたようなチューリップの鮮やかさもない。けれども、白く清らかなその花には、なぜか心が惹かれる。
理由はその白さにある。阪神大震災の後、この地で競うように白い花を植えた。震災で犠牲になられた肉親を悼み、友人、知人の冥福を祈るために白い花の咲く木を植えたのである。春、一番に咲くコブシやハクモクレン、白いハナミズキ。注意してみれば、街路樹にも庭先にも、そんな花がいっぱい植えられていることに気がつくだろう。
それが震災から10年、15年と歳月を重ねるごとに、美しい花を咲かせているのである。
白い花は鎮魂の花。それゆえに、その花を見る私たちの心も慰められ、なぜか気持ちが落ち着くのである。(石)

2011年6月3日金曜日

ランバスチャペル・ヌーンコンサート

6月2日(木)、12時50分から30分間に渡って西宮上ケ原キャンパス・ランバス記念礼拝堂で開催されたヌーンコンサートに足を運びました。
このコンサートは関西学院大学を代表する音楽団体による恒例のコンサートで、昨日は応援団総部吹奏楽部に所属する学生さんによる木管4重奏のドヴォルザーク「ユーモレスク」、クラリネット6重奏のJ.S.バッハ「主よ、人の望みの喜びよ」などの演奏を聴くことができ、キャンパスの近隣にお住まいの方も多数、コンサートにいらっしゃっていました。
今後も6月7日(火)には聖歌隊、9日(木)には交響楽団弦楽アンサンブル、13日(月)にはゴスペルクワイアPower Of Voice、16日(木)にはバロックアンサンブルの皆さんの演奏を聴くことができます(開催時間は4日間とも12:50~13:20です)。
午後のひと時、ぜひ足をお運びください!(ジョルジュ)

2011年6月2日木曜日

ジョーク

アメリカの大学でジョークのない授業をする教師はクビになることもある。50分の授業でふつう3回は教室が沸く。わたしの敬愛する安全保障論の先生はサイクリングで腕を骨折。包帯姿で教室に現れ、開口一番「な、だからarms control(軍備管理)は大事だと言ったんだ」とやって爆笑を誘った。

 イギリスの俳優でキングと言う人が爵位を授与された。エリザベス女王の晩餐会で女王から”Mr. King”と呼びかけられ、キング氏は思わず ”Yes, Mrs. Queen”と答えたという話をイギリスの新聞で読んで笑った。

 海外で出会うジョークは、それぞれのお国柄が表れていて面白い。
 タイの首都バンコクは交通渋滞で悪名高い。空港から都心まで10㌔ほどの距離が車で3時間かかるのはざら。バンコクから近隣諸国に出張することが多い日本人駐在員は、車中で惰眠するしかない。そんな駐在員の送別会のあいさつは、「タイに赴任して4年。うちバンコクに2年、車に2年いました」が定番ジョーク。これはなんとなく悲しい。

 エジプトの居酒屋で公務員氏と飲んだ。イスラエル軍とエジプト軍とどちらが強いかが話題に。公務員氏の秀逸ジョーク--。
エジプト大統領「わが軍は8段変速の最新鋭戦車を導入したのに、なぜ負けたんだ」
国防大臣 「確かに8段変速ですが、前進3段、後退5段でして・・・」

おーい、ざぶとん3枚やってくれえ。(の)

2011年6月1日水曜日

疾風怒涛の時代


中学部長の安田先生と高等部長の石森先生にお目にかかる機会がありました。その時に、「生徒たちには、自分を好きになり、自分というものをしっかり持ってもらいたい。そうすれば、他者もまたかけがえのない存在として尊重できるのではないか」と話してくださったのが、とても印象的でした。青春はいつも、疾風怒濤の時代です。ぶつかりあい、傷つけあってしまうことも少なくありません。そんな時代に、意見を異にする他者もまた、自分と同様に自分が好きなんだ、自分というものを持っているのだ、と自然に受けとめることができれば、互いに努力して最適な解を見出すことにつながるかもしれません。多様な価値観とどのように共存していくのか。「世界市民」への最初の一歩かもしれません。(グルーシェンカ)