2011年5月6日金曜日

花、開かせるために。

東日本大震災の影響で東京での開催が中止となり、ロシアのモスクワで1ヶ月遅れで開催されたフィギュアスケートの世界選手権、男子シングルで小塚崇彦選手が銀メダルを獲得しました。織田選手がトリプルトウループを跳びすぎて規定違反となるミス、高橋選手の靴のビスが取れるという信じられないアクシデントの後で滑ることになった小塚選手は、プレッシャーがかかる状態の中で、4回転トウループを含む難しいプログラムを完璧に滑りきりました。小塚選手のスケーティング技術は以前から突出したものがあり、「スケーターの中のスケーター」と言う人も多かったのですが、日本の男子選手の中では「3番手」的な選手に見られていました。しかし、バンクーバーオリンピックで日本人選手でただ一人、4回転ジャンプを着氷し(両足着氷でしたが4回転ジャンプと正式に認定されました)入賞、それが自信になったのか、2010-2011年のシーズンは安定した成績を残し、全日本選手権でも初優勝、そして長かったシーズンの最後に世界選手権で銀メダル獲得という素晴らしい成績を残しました。

何事においても、プレッシャーを乗り切り、力を出し切るためには、自信を持つことと自信を持つことができるだけの努力をすることが必要なのだと思います。小塚選手はオリンピックで自信をつけるとともに、同じコーチの下で練習している浅田真央選手がコーチに止められるまで黙々と練習し続ける姿を見て、自分ももっと練習しなければいけないと感じ、結果的に大変な努力をすることとなって、さらに自信をつけたようです。
オリンピックに出場して感じるようなプレッシャーと対峙するのは特別なアスリートだけかもしれませんが、プレッシャーのかかる中で自らの力を発揮しなければならない状況に対峙することは、私のような「普通の人」にもありましたし、今後もあると思います。学生の皆さんにとっては就職活動での面接試験、筆記試験の時などはまさにそのような状況にあると言えるのではないでしょうか。自信を持つに至るだけの努力は嘘をつかない、そう信じて努力をすればきっと花は開くと思います。(ジョルジュ)